食物アレルギー
2015.09.25|コラム
私たちの身体には体内にウイルスや細菌が入ってくると、それを異物として撃退しようとするシステム、いわゆる免疫機能が備わっています。免疫は体を守る働きをしていますが、時に過剰反応を起こして食物を異物と認識し、私たちにとって不利益な症状を起こすことがあります。これが「食物アレルギー」。1歳未満の乳児にもっとも多く発症しますが、成人まで幅広く認められています。
アレルゲン(原因となるもの)の大部分は食物に含まれる蛋白質です。その蛋白質に反応する免疫グロブリンを作りやすい体質の人に食物アレルギーは多いといわれています。
食物アレルギーは、適切に対処すれば学童期前に8~9割は治ります。
原因食物は、年齢と共に変化します。
さて、食物アレルギーにならないためには?
乳・幼児期の栄養補給は非常に気をつけるべきです。離乳開始が早いことがアレルギーの一因とも言われています。
ガイドラインに沿って離乳を進めていきます。(厚生労働省の指針も変化します。)
特に蛋白質は、無理せず慎重に提供することが大事になります。
外食や既製品は、どんなものが入っているのかわかりにくいのでよく調べて摂取することをお勧めします。
アレルギーのきっかけを作らないようにしてあげたいものです。